すこやかネットサポートセンター

和泉市立富秋中学校区
《池上小学校「土曜日教室」》

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土曜教室では、ゲストティーチャーの指導のもと子ども達がいきいきと活動をしています。地域の人材を活かした活動の様子をご紹介。
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土曜日教室の開催

富秋中学校区において、幸小学校で青少年会館などの施策を活用した子どもの居場所づくりが定期的に行われていたが、池上小学校区では子どもの遊び場所も少なく、子どもの居場所づくりが不充分な状況にあった。
そこで、同じ富秋中学校区の中で、池上小学校区の現状を深刻に受けとめ、幸小学校区で活動しているメンバーを中心として池上小学校区に来て、子どもの居場所づくりに取り組むことにした。
そして、平成15年度から池上小学校において土曜日教室を開催した。開催にあたって教員と相談し、開催日は学期に約3回土曜日に設定した。運動場で出来るスポーツや室内で出来る遊びの中から担当できるゲストティーチャーをお願いし、あらかじめ3〜5種類のメニューを決めた。学校を通じて小学校の子どもたちにチラシを配布し、子どもたちの参加を募っている。
参加した子どもたちの顔は皆いきいきとしていて、リピーターも多く、また新しい友達を連れてくるなど、回を重ねるたびに参加する子どもたちは増えている。特に折り紙教室は定員オーバーになるほどの大盛況だ。
保護者の中には、土曜日教室を見学に来る方もおられ、参加している子どもたちを見て、安心して子どもが活動できる場ができたと喜ばれている。

ゲストティーチャー

もともと幸小学校区で活動していたメンバーが中心となって池上小学校に来て活動を支援していたが、2年目以降は池上小学校区の地域の人がメインとなって子どもたちと活動していくことを目標にした。 まずは、いろいろな知識や特技をもった地域の人々を募ることに力を注いできた。 今ではPTAでバレーボールに参加している人がソフトバレーボールを指導したり、バスケットボール、折り紙なども地域の人がゲストティーチャーとして参加したりしている。 また、地域の老人会の方の指導によるゲートボールや将棋、グランドゴルフの活動では、自然に世代間交流が実現されている。 池上小学校区では、より多くの人材発掘のため、学校からも「子どもと一緒に何かやりませんか?」という募集チラシを配っており、その成果として着実にゲストティーチャーの数は増えてきている。

ゲストティーチャーの横のつながり

土曜日教室が開催される前から、総合学習などで学校と地域の人とのつながりはあったが、地域のゲストティーチャーどうしの横のつながりはあまりなかった。これは教員が必要に応じて地域の人に依頼し、あくまでも学校が主体で地域側は必要に応じて学校に登場していたからだ。
そこで、ゲストティーチャーどうしが「すこやかネット」のエリア(中学校区)でつながっていこうと、生涯学習委員会をつくり、そこにゲストティーチャーが集まった。
それぞれのノウハウを共有する機会をつくり、「自分たちの地域や学校を支えていこう」「子どもと一緒に汗をかこう、楽しもう」という思いのもと交流することで、お互いのスキルが磨かれていく。将来は学校の教員を介さずに自由に集まれる居場所が学校の中にあり、学校を拠点にそれぞれの活動を発信することで、ゲストティーチャー自身の生涯学習活動につながり、またその成果を子どもたちと一緒に分かち合う喜びや、様々なノウハウの蓄積につなげていければと考えている。
さらにゲストティーチャーによる「富秋すこやかネットサポーターズ」が発足し、地域の人材が登録されている名簿をつくる活動が行われた。多種多様な人材がいることが一目瞭然になり、地域教育協議会の活動が広がると期待されている。

各種団体とサポーターズの関係

富秋中学校区では、学校やPTA関係者、行政職員、青少年指導委員など様々な組織が集まり「地域をあげて子育てをしていこう」という活動が古くから行われている。
今までは、各種団体の代表者による会議が行われ、様々なことが決定され活動してきた。しかし実際には各種団体の代表者がすべて、子どもと一緒になにかを行うスキルやノウハウをもっているとは限らない。各種団体の代表者によって構成される一つの機関の仕組みと、子どもと一緒にいろいろなことをしようというサポーターズの集まりとが、「地域をあげて子育てをしていこう」という共通の思いを核に、二重構造を形成し、学校を支える仕組みをつくっている。
またサポーターズは組織運営につきまとう予算などの枠にとらわれることなく、「自分が好きだから、やりたいから」というボランティア精神で長く活動を続けることができるだろうし、必要に応じて会費を徴収していくことも展望している。

今後の活動目標

今後は、土曜日だけでなく、放課後など常に子どもの居場所づくりができるように考えている。そうすることで様々な内容で子どもと関わる人材が学校に出入りできるようになるだろう。
授業に関しては教職員を介さなければならないが、放課後は地域の子どもを育成する集団が学校の中にでき、結果として地域の人々と子どもたちが顔見知りとなり、地域で子どもを見守っていくことができるのではないかと考えられている。